これまでフルマラソンのレースでは必ずと言っていいほど、一度はトイレ(小さい方)のお世話になっています。
毎年参加している愛媛マラソンではブロックに入ってからスタートまでの時間が30分はかかることから、直前まで用を足してもスタート時にはもよおしてくるので、5キロ地点にあるトイレにかならず入って空にしてから、再スタートするもんだと、半ばあきらめているようなところがありました。
おかげで、1分近くはロスしていると思います。
延々とガマンして走るよりは速いかなと納得しているのですが…
ところが今回の防府マラソンでは、あることを試してみたら、全くそのような心配事が起こらないまま完走できたのです。
もちろん直前に用を足し、15分くらい前にブロックに入ったのですが(防府はその気になれば、川内選手達が登場する5分前くらいでもOKそうな気がしますが)。
そのあることとは…
スタート1時間前に《塩》を摂取したのです。
実際にはコンビニの梅おにぎりにさらに持参の梅干し(大)一個を添えて食べました。
このやり方は「かずさん」というブロガーの方のこちらに書かれており、これをmodifyして試してみました。
メカニズムは、塩が吸収されると、血漿浸透圧〔血液の塩分濃度ですね〕が上昇します。
血漿浸透圧が上昇すると脳下垂体後葉から抗利尿ホルモンが分泌され、腎臓の遠位尿細管と集合管に作用し、水の再吸収を促して尿量を減少させます。
簡単にまとめると、塩を摂れば、オシッコが減るということになるのです。
レースでの尿の生成はスタート前と後5キロくらいまでと思われますので、1時間前に摂取すれば、吸収が30分後としても丁度良いくらいの所で抗利尿ホルモンが出てくれる計算になります。
塩タブでもよいと思いますが、クエン酸も摂りたい方には梅干しが一石二鳥かもしれません。
あと一、二回はやっておきたい30キロ走で、再度試してみようかと思っています。