これは2本のエアロバーで挟んで使用するボトルです。
ちょっと見えにくくてスミマセン。
ますますマニアックなお話に深入りし、申し訳ありません。
そろそろマニアック編も終盤ですので、ご勘弁を。
こんな形をしています。
中央の丸い黒いゴムの蓋にエイドで受け取ったボトルの吸い口を逆さに突っ込んで、この船のような形のボトルに中身を流し込みます。
慣れないとこぼしまくります。
ホントは走りながらやってみたかったのですが、とてもとても無理でした。
蓋を開けるとかの手間いらずで、よく考えてるなと感心しました。
一旦入れてしまえばこぼれません。
あとはご覧のチューブから気が向いた時に、チュウチュウ吸うだけです。
このチューブの吸い口に弁が付いていて、一定方向に噛まなければ吸うことができません。
この弁はいったい何のためにあるのかと思っていたところ、チューブに一旦登ったドリンクが逆流してボトルに戻るのを防いでいるのです。
ですから、次回のチュウチュウ時には吸えば直ちに飲めるのです。
手前にはゼリーなどの補食入れの籠が付き、先端のバーにはサイコンを付けることができます。
よくぞここまで進化させたモンだなあと感心してしまいます。
世界中でこれを買う人はいったい何人いるんでしょう。
硬派の向きからは、通常のボトルホルダーがあればこんなモン要るのか、とのお叱りを受けてしまいそうですが、使ってみるとイイんです。
とってもとってもいいんです。
選手を後ろから見ていて気づくのですが、ボトルの出し入れの際、ものすごく不安定に走行しているんです。
(そんなことはないと言う硬派の方はハイハイ、あっちにイッテテください)
ひどい時はセンターラインをオーバーしたりしているんです。
ですから、この人今から給水するなと感じたら、できるだけ近寄らないよう走行するようにしていました。
自慢じゃないですが、自分なんかもっと不安定です。
後の右側のボトル受けは使えますが、左側というだけで使えません。
自転車三角の所のボトル受けも重心移動が怖いです。
ということでこのシステム、安全に走行できるメリットがありますし、出し入れの面倒がないので、ホントにこまめに給水できます。
FC25ハイドレーションシステム◎です。
デメリットを言うなら、ただでさえ前乗りのTTバイクなのに、ますます前輪荷重が増すことと、洗う手間が大変でなことですね。
でもレースには絶対使います。
画像は来間大橋途中の坂です。
結構、斜度があるように見えます。
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