じいちゃんトライアスリートの旅

還暦過ぎのトライアスリートです

2019 龍馬脱藩ハーフ:復活へのスタートライン??

(2019/10/13)

約2時間、車を飛ばし、いざ高知、梼原へ。

快晴、微風で絶好のマラソン日和。

着替えも終わり、胸の心拍ベルトを装着した後、garmin watchを忘れてきたことに気づく。アッチャー。

やむなく無用となったベルトを外し、たまたまseikoのsuperrunnerを時計代わりに持ってきていたので、これで走ることに。

そういえばフルマラソンのベストタイムもsuperrunnerで走った時に出したっけ、と慰める。

走っている最中はgarminであろうがなかろうが、もちろん関係はない。記録を残せる点に意味があるのだけれど。

とりあえず、warming upをと、短距離の疾走を4回ほど。

10分前くらいに、スタートエリアに入る。

今日のやる気がにじみ出る、スタートラインの比較的近くに陣取る。

このあたりなら、キロ4分半くらいで入る方たちだろうと勝手に予想して。

いざスタート。

気分の高揚もなく、粛々と走り出す。

何とか周りについていけている感じはするも、それも登りの始まる2キロ手前まで。

登りに差し掛かると、後ろからの集団に追い抜かれること、3度ほど。

ただ一人さみしく落ちていく感じでもなさそう。

峠のトンネル手前では嗚咽が始まる。これは私にとっての限界心拍数に達しているサインなので、まあ頑張っているんだなあと自覚する。

トンネルを超え、下りに入る3-4キロのラップが4:40、次の4-5キロが4:48。

4:30が出ていない今日は、40分切りは無理と判明する。

さあ、後はどれだけ耐えて走れるかだ。

淡々と淡々と。

10キロ地点でのタイムが51分24秒。

折り返せば、下り基調だ。

できるだけ脚を使わずに走ることを心掛ける。

特に遅れることなく、列車に乗り進み続ける。

あと3キロ、難関の峠に差し掛かる。

淡々と淡々と。

トンネルを抜けると、前を走っていた長身でフォームのきれいな方が近づいてくる。

何とか食らいつきたい。どこで刺せるかなどと考えているうちに、あと1キロを切った平地で、急にペースを落とされ、スルッと追い抜けてしまった。

絶対に後を追ってこられるだろうとの恐怖心から、ここからはほぼ全力疾走。

後ろに目がないので判らないが、人の気配なく、おそらく単独でゴール。

掲示盤の1時間46分を確認し、ホッと。

前回の雪辱は果たせたかな。

毎度のことながら、いただいた無料券で雲の上の温泉につかりながら、安堵の時を過ごした。

毎年参加させていただいているが、町民一丸となっての運営が感じられ、心が和むありがたい大会である。

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是非また来年も参加したい。