楽しみにしてきた2018土佐せん。
結果は残念ながら、Bコースに変更し、90キロで終わった。
高度は1000mとちよっと。
準備不足もあったが、やはり今年の酷暑が最大の要因であったと思う。
私と連れの石○君は2番手に陣取り、8時2分に出発した。
4名のお揃いジャージの方と4名のその他に私と石○君が混じってトレイン形成。
お揃いのジャージの方が先頭を引かれ、案外ゆっくりなペースで入られ、アップには丁度良いくらい。
前回の失敗を繰り返さないように序盤はゆっくりのペースではいる予定だったので、うまく事が運んでいるように見えた。
そのうち我慢できなくなった石○君が飛びだし、そのまま視界から消えていく。
郷の峰まで何とか着いて行けた。
ここからは下りで飛ばすかどうかなので、トレインがばらける。
ここのダウンヒルがこの大会の一番楽しい区間なので、ペースを無視してやや飛ばし気味になる。
Mavicのdeep rimが威力を発揮し、ペダルを止めても、回している方より前に出てしまう。
パワメが無いので、心拍計147をリミットにしてgarminにアラートをお願いしていたが、下りというのにたやすく超えてしまう。
いかんいかんと思いながら、人に追い越されるとつい、付いて行ってしまう。
ただ妙に心拍数が高いのは何故⁈
56分で633美の里に到着す。
順調、不安はない。
殆ど休憩なしでスタート。
しばらく川沿いを走ったあと、500m高のヒルクライムが始まる。
その頃、国道沿いに備わった気温の表示板は、すでに33度で、日差しを遮るような雲は全くない。
暑い。汗がすごい。
OS-1をこまめに飲む。
徐々に塩分摂取が心配になり、塩ピュアタブを直接口の中に放り込み、ドリンクで流す。
しかし、このあたりから何となく左のハムがむずむず。
さらに心拍数の上がり方がいつもと違うことが明白に。
目一杯回していないのに、リミットの147は軽く超えてしまい、常時150台で時々160まで達してしまっている。
やむなくリミッター無視。
8-9%の斜度では、ダンシングを交える。
大森トンネル到着。
さあ緩やかな下りだ。
あせらず、飛ばさずに行こう。
暑いが、順調。
1時間半で木の香到着。
ところがスポーツ羊羹を食べようとして、いきなり吐き気が。
えっ、もう熱中症???
無理矢理食べて出発。
下り基調なので、単独ながら30キロ前後で飛ばす。
中間地点手前で、トレインが追い抜いたので、これ幸いと付こうとするが、すぐに切られる。
どうも様子がおかしい。
大川村の役場近くに自販機があったので、完全に休憩体制に入り、コーラを飲む。
走り始めると、ハムが交互にむずむずしだし、攣り始めるとビンデイングを外さないと目一杯攣りそうになる。
片足走行や、休憩を繰り返す。
何とか折り返し手前の上吉の川橋にたどり着くも、ハム攣り祭りで渡るどころじゃない。
橋の途中の全く陰のないところでも、止まるしかなかった。
熱中症か、もしかして。
終わったな。
ここより手前の時点で、調子不良に気づき始め、覚悟はしていたが。
橋を渡り、チェックポイントに着くや否や「Bコースに変更します!!」と宣言。
せっかくいただいたバナナも食べられそうになく、返却する始末。
攣る脚をだましだまし、トンネルを過ぎると、ゴールの早明浦の道の駅が迎えてくれた。
Bコースに変更してもいただける完走証と桂月ワンカップがありがたいが、なさけない。
この日、Aコースエントリー者のうち、かなりの方がBコースに変更した模様。
そんな中、石○君は初参加ながら見事7時間半以内にゴールし、正真正銘の完走証を手にした。
帰りの車の中で、暑さ対策のハッカ水や攣り対策のマグonなど、完走のためにやれることは全てしたとの彼の言に心打たれ、自らの気のゆるみを恥じた。
来年は気持ち良く完走証をいただけるようリベンジしたい。