コロナの影響もあり、2019年を最後に、不参加だった土佐センチュリー。
それでいいのか、の自問自答はあった。
ただ、昨今の夏の暑さと、テレビが熱中症用心、熱中症用心と呪文のように唱えるので、つい足が遠のいていた。
2回、ご一緒した石◯君が、出ましょうと誘う。それもしつこく誘う。
彼に、こんなイベントがあるよと教え、その後、病みつきにさせてしまった張本人が私である。
彼に誘われると、弱い。
思案の末、今年は参加することにした。
練習不足と、加齢により、80キロのBコースでも完走の自信は持てなかったが。
それからというもの、自転車復活に向けて、特訓が始まった。
暑さに慣れるため、昼間の日差しも避けることなく走った。
大森トンネルまでのヒルクライムに耐えられるよう、高縄山にも登った。
貧脚は相変わらずだが、少しだけ尻周りが大きくなった。
さて、土佐センも温暖化対策か、ルールを変更してきた。
80キロ先の折り返し地点への到達が、3時間半以内でないと、その時点でライドを終了せよとのご達し。
要するに160キロのAコースで申し込んでいても、半分走ったところで、逆回りせず、トンネル超えて、出発点に戻れとなった。
遅い人は、熱中症のリスクが高くなるからとのこと。
ごもっともである。
これまでは、Aコース者は、折り返し地点で、続けるか、辞めるかの選択を迫られていたのだが、3時間半という制限が設けられたため、選択できる人の数が更に狭められた。
今までは、あまり時間のことを気にせず、参加できていたのだが、3時間半というタイムリミットが設定されてしまったのだ。
これは少なからず、走り方に影響を与える。
自分のペースで登坂をしていた者のペース。
チェックポイントでの休み時間の長さ。
普段の練習のヒルクライムのスピードへの意識、等々。
急に、土佐センが遠いところに行ってしまったような、一抹の寂しさ。
ま、いつまでも年寄りが愚痴っても仕方がないので、速く走れるように練習を積むしかないとあきらめろ。
そんなこんなの土佐センに、8月3日の日曜日、参加してきた。
ちなみに大森トンネルを目指す、国道194号線の道端に設置された気温計の表示は、午前10時前だというのに、34度であった。
郷之峰トンネルのへの緩やかな登り、恐れられる大森トンネルまでのヒルクライム、早明浦ダムに沿う緩やかな上り下り。無事こなして、Bコース終了。
予定通り、折り返し地点で、タイムオーバーを宣告され、続行を断念す。
正直ほっとした。
上出来な方かな。
いいイベントだとつくづく思う。
前にも書いているが、大人の夏休みだ。
山、川、雲、蝉、汗を一気に感じとることができる。
今年まだだった、ヒグラシ蝉の声も聴くことができた。(私はヒグラシ蝉の声がバックにあれば、ロングの缶ビール二本をつまみなしでも飲める自信があるほど、好きなのだ)
来年は、もう少し前から準備して、Aコースに行くか迷うくらいのレベルに達していたい。
