(2019/1/13)
「ランラン愛媛」さん主催の30キロ走に参加してきた。
北条あたりの公道で30キロのペース走を25人くらいの集団で行うという恐ろしいイベントである。
私がエントリーしたのは無謀にも「フル3時間20分完走レベル」コース。
集まった男女の皆さんはそれなりに絞られた方ばかりで、いかにも速そう。
和気あいあいの中にも、ドMの香りがプンプン漂う。
見回したところ、まず私が最高齢。
走り始める前の雑談の中で、ペーサーの方は「4分45秒くらいで行きますかね」と。
このところの練習では、4分45秒は瞬間的には出るものの、5分前後をウロウロしている状態なので、とてもついていけんなと。
念のため脱落する時にはお声がけしなくてもよろしいかと確認をとる。
記念撮影のあと、ペーサーさんの「さあ行きますか」のかけ声で2列になり、一斉に走り出す。
その写真
(ランラン愛媛さんのFB投稿画像から拝借しました)
速い、ダメ、ついていけない、入りはゆっくり入ると言ってたのに。
心臓が飛び出しそう、2キロまではこんな状態。
そのうち持病の右足首がハリ出し、ギッタンバッコンの走りに。
もうダメ、いつ脱落しようかと思い始めたころ、5キロのエイドに到着。
少しだけ復活。
ここからはトンネル2つと平田の坂。
トンネルのおかげか無心で走る。
この区間、不思議とついていけてる。
さすがに平田の坂では脱落しかけるも、またまたエイドで救済。
ここまでで12キロ。
30キロは無理だが、せめて20キロくらい走って、それで終わりにしようか。
折り返し、再び北条方面に向かう。
また、いきなり坂で、どんどん落ちる。
並走していた方が「頑張りましょう」と声をかけてくれるが、ハイと返事するのがやっと。
ここからは「赤信号が待ち遠しい状態」に陥り、交差点が近づくと、信号のタイミングばかりが脳を占拠する。
せっかく赤信号で止まっても、過ぎる時間の速いこと。
そんな状態を続けながら、いつの間にか20キロくらいのところまで来てしまった。
せっかくだから、リタイヤするより、ペース落としてもいいから、走り切って終わるかと思い始める。
最初は速そうに見えていた方も、何人かは同じようにペースを落とし、我慢の走りをしている。
なんとかこの中に紛れて走り続けられた。
自ら言うのもなんだが、さすがにこのグループ、ただ者ではない方ばかりだ。
一旦、落ちてゆき、この方もこれまでかと思いきや、また復活し追い抜かれることニ度三度。
立岩川に沿う登りではどんどんペースが落ち、折り返しての下りは少しだけ上げる。
ゴールが近づいてきた。
心身共に余力無し。
30キロを稼ぎだすために一旦ゴールを通り過ぎ、1.5キロ走ってからフィニッシュというカラクリは知っていたのだが、ショートカットでの単独ゴールにも、全く後ろめたさ無し。
28.5キロで終了。
不安の中の参加だったが、取りあえず形にはなったと、温かい卵スープをいただきながら、安堵のひと時を過ごした。
この日のデータ