(2018/10/7)
龍馬脱藩マラソンのハーフ、完走できた。
たかがハーフに完走できたというのも変だが。
というのも不安を抱えての参加だったので正直ほっとしている。
まずは心拍数。
ここ2週間ほど、高めだったこと。
日常はいつも53前後なのに56くらい。
次にランの調子。
けっこう上げて走っているもりでもキロ5分が切れない状態。
焦って、レース直前に無理やりインターバルしてみたが、4分30がやっと。
涼しくなってきているのに、この調子の悪さはかつてないほど。
こんな具合だったので、起伏のあるあのコースを走り切れるか自信が持てないまま高知県の梼原町に車を進めた。
気温の上昇は予想されていたので、いつもの塩ピュアタブ10粒をポーチにしのばせ、また、レース一時間前には梅干し大一個を頬張る。
スタートはいつもなら一番前に陣取り、キロ4分で入っていたのだが、今日は控えめに2番手から、キロ5分で。
2キロ手前で、難関の登坂に差しかかる。
しんどいが、何とか列車には乗れている感にホッとする。
抜かれることもあれば、落ちてくる人もある。
しんどいのはみな一緒と我慢の時間が続いた。
トンネルを超えると下り、エイドでしっかり水分補給し、走り出す。
何とか行けそうだ、とにかく完走。
折り返しまでたどり着き、タイムは55分。
うつろな頭で計算し、このペースでは1時間50分をオーバーすることが判明。
判明したところで、何の打つ手もないが、気にせずベストを尽くそう。
何とか中盤のペースダウンは回避し、最後の登坂までたどり着き、我慢のキロ6分でトンネルを抜ける。
残りは足と心臓の耐えうる限りのハイペースで下りきる。
この区間はキロ4分を切っていた。
さすがに心拍のリミットを超えたようで、吐き気が止まらなくなり、一瞬ストップを余儀なくされたが、すぐに走り出しゴール。
1時間49分31秒。
遅いが粘れた今のベストの走りができた。
梼原の町を挙げてのレースが好きで、2回目の初参加以来、毎年お世話になっている。
無料の温泉券で汗を流した後、来年も同じように走れることを祈りながら、町を後にした。