(2019/5/3)
四万十市(旧中村市)に前泊し、黒潮町の「大方シーサイドはだしマラソン」に参加した。
サーフィンのメッカ、白砂青松の入野海岸を走る。
砂浜はきれいで、ゴミ一つ落ちていない。
私が参加したのは砂浜を往復する6キロコース。
もう一つの往復4キロには個人の他、家族やカップルでの参加が多数を占め、家族連れで楽しめることが大きな特徴だ。
おかげでいつものシリアスなマラソンとは異なるほんわかムードに包まれていて、皆さん楽しむために来ているんだということが実感できた。
とは言うものの、わざわざ150キロ以上も車を飛ばしてきているのだから、そこそこは走って帰りたいという貧乏根性が捨てきれず、砂浜をはだしで走るのはいったいどういうものか、真面目に準備にとりかかる。
波打ち際を走ってみると、足跡など全くできないほど地面は固く、かなり足に衝撃が来る。
かかと着地は危険だと判断し、前足着地を心がけようと思った。
入りの3キロは様子見で、残りの3キロに余裕があれば飛ばそうかなどと算段しているうちに号砲が鳴る。
アレっと思うほど、皆さんガチに走り始める。
とりあえず、心臓と相談しながら、耐えられる範囲で付いていってみる。
1キロのお知らせまで全くガーミン見る余裕なし。
「4分41秒」
うん???? 速すぎ。
とはいうものの、このまま行けそうにも思えたので、流れに任せる。
2キロラップ。
「4分30秒」
えっ???? 速すぎ。
ここまで来ても反省無く走り続け、2.5キロあたりの河口を渡る所で、突如のゲームオーバーに転落。
マラソン走り始めの頃、10キロに挑戦し、周りにつられ最初キロ4分近くで入ってしまい、後延々と死に体で走った記憶がよみがえる。
折り返してから3キロの遠いこと。
2回ほど休憩を入れ、何とかゴール。
きつかったー。
相方はちゃんと前半抑えたそうで、キロ6分ペースを少し切るくらいのタイムでゴール。
「こんな楽しいレース始めて」とはしゃいでおいでだった。
足洗い場できれいに砂を落とし、体育館に戻れば、ちらし寿司と豚汁が迎えてくれる。
表彰式後のお楽しみ抽選会では名物のカツオのたたきの他、多くの商品でにぎわった。
残念ながら、ふたりとも何も当たらず(笑)。
ちゃんとした走りさえできれば本当に楽しいレースなんだろうなと、口惜しい気持ちで会場を後にした。
来年も開催されるそうで、是非リベンジしたい。
何とか頂いた完走証