じいちゃんトライアスリートの旅

還暦過ぎのトライアスリートです

いつもの年なら愛媛マラソンの日

毎年2月の第一日曜日は愛媛マラソンの日だ。

もちろん今年は中止。

走る意欲も少しずつそがれ、週末は山登りばっかりしている昨今。

振り返ってみれば、この10数年毎年参加していたレースである。

自分の都合で参加しないわけではない。

世の都合で参加できないのだ。

昨年ももちろん参加し、何とか復活できたレースじゃないか。

 

何が言いたいかというと、このまま知らん顔して、この日を通り過ごしてもいいものかと、妙なわだかまりが心の底にわいてきてしまった。

 

そこで、突然「一人愛媛マラソン」をやろうと思い立ったのである。

実際には渋る相方を連れての二人ではあるのだが(最近は、長距離は全くやってなくて、一人だと途中で挫折してしまいそうな危惧があったから)

 

とにかく、できるだけコースをなぞりながら、北条の折り返しまで行って来ようと走り出した次第。

 

相方のレースペースはキロ6分なので、できるだけそれに合わせて、差が広がりすぎたら、信号の手前で一旦戻って合流を繰り返しながら。

 

持参のゼリーと、途中コンビニおにぎりで補給しながら、何とか20キロの折り返し地点まで到達、2時間。

 

これが、一言でいうと、きつい。

 

キロ5分半から6分のペースで来ているのに、脚も心臓も。

 

もうダメ、とまだ行ける、を繰り返しながら、何とか30キロくらいまでは走り続けられ、ホッとしたところではあるが、脚も心臓も打ち止め、そこから先は惰性で走っているような状態に陥った。

戻っての合流もやめ、ただひたすら待つのみ。

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ペースがどうであろうと、30キロの壁はあるのかもしれないと思った。いや、間違いなく有る。

 

練習不足の影響はもちろん大きいに違いないが、改めてフルのレースを走り切ることの過酷さを思い知った。

 

よくこんなレースに毎年参加してきたものだと、自分を客観視して驚いてみたり、開催されないことへの寂しさをどこかで感じているのも正直なところかなと、いろいろ考えさせられる「二人愛媛マラソン」であった。

 

今となっては、どちらでもいいことだが、今年は第二週の14日が予定されていたようだ。