(2019/2/10)
スタートラインをまたいだ瞬間、ウルッときた。
ただここに立てたことがうれしかったのだろう。
そんな感傷もつかの間。
スタート後2キロ辺りで、3時間半のペースメーカー発見。
私は結構いっぱいいっぱいで走っており、5分を少し切るペースで。
3時間半のペーサーなら、およそ5分維持で行けるはずなのに、なんで前にいるんだろう。
おかしい。
ここでの頭の混乱が冷静さを失わせた。
考えてみれば、ペーサーはおそらく号砲と同時に、私は1分20秒ほど遅れてのスタートだった。
キロ5分で入る作戦はみごとにうっちゃられ、身の程知らずで、20キロまではいつもと同じペースで入ってしまうことに。
25キロ辺りからは母指球の痛みに我慢できなくなったり、一歩一歩脚を着くたびに、ズシンと足全体に痛みが響いたりで、走り続けられない。
止まったり、歩いたりではさすがにゴールできなくなってしまうので、心身に鞭を入れるも、続かず。
エイドまでは休まずに行こうと思っても、たやすく歩みを止めてしまう情けない自分がいた。
ゴール近くの高層マンションが見えてからの長いこと。
精も根も尽き果ててゴール。
ゴールできてよかった。
フルマラソン・・・。
秋口から心臓の調子がいまいちだったこともあり、距離が踏めてなかったのが今回の結果に結びついた。
正直に答えが出るレース。
だから面白いのだろう。
ウンッ、このまま終わるわけには。