じいちゃんトライアスリートの旅

還暦過ぎのトライアスリートです

ワクチン接種とVO2Max(2)

ファイザー社製ワクチン2回目接種から、2か月。

どん底まで急降下していたVO2Maxがやっと戻り始め、今週初めには55まで戻した。

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まああえて、VO2Maxに注目しなくても、走りのペースを見ればわかるのだが…。

やっとキロ5分を切って走れるようになってきた。

なんとも長期間にわたって、大きくパフォーマンスが落ちたものよ。

こんなに心機能に悪影響があるとは。

米国では若年男性に、ごくまれに心筋炎や心膜炎の副反応が報告されているが、そういったものではなさそうに思う。(若年じゃないし

巷ではこういったことを耳にしないので、私個人に限定された事象かもしれないが、VO2Maxのグラフの変化は如実に影響を物語っている。

ま、とりあえず、回復途上にあるようで良かった。

それにしても最近は暑すぎて、スイム偏重になりつつある。レースもないけれどね。

ワクチン接種とVO2Max

4月26日と5月17日にファイザー製ワクチンの接種を受けた。

筋肉痛こそ出現したが、2日程度で収まった。

いずれの接種後も安静時心拍数の変動無く、発熱はなかったものと思う。

ただ、午後になるとやたら眠くなる感じはあった。

接種後、3日目には走り始めたが…。

いつものように10キロ走るつもりで出かけても、調子が上がらず、5キロくらいで終了してしまった。

普段あまりこういうことはないのだが。

気にして来なかったgarminのVO2Maxを見てあぜん。

一時、年齢近くまで上がっていた値が急降下していた。

グラフ

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白矢印が接種日

ワクチン…。

心肺機能に影響与えるのか。

皆生が開催される8月末までにはチャンと戻ってもらわんと。

キャッチアップ

スイムのクロールの基本技術に、伏し浮き、けのび、バタ足、呼吸の次くらいに登場するキャッチアップというものがある。

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適当な和訳がないので、そのまま使われているようだが、元は「追いつく」「追いかける」などビハインドを取り返すといった意味を持つようだ。

年度替わりの今の季節、新しい職場や学校などで素早く適応できる能力を「キャッチアップの良い奴」などと評価したりするのにも使われているようで、厳しい世間で耳にすれば、少し、たじろいでしまうような言葉でもある。

 

それはさておき、クロールで懸案であったキャッチアップが、昨日マスターできたのである。

30年くらい泳いできて、やっとである。それも突然に。

 

クロールでのキャッチアップとは、「左右の手が前方で揃うこと」

 

ただこれだけ。

 

効果等については省くが、これができている人とそうでない人の泳ぎを横から見れば、水泳シロートか否かが、一目瞭然で分かってしまうくらいの大きな壁なのである。

 

できない人はコマネズミのように大慌てで腕を回さなければならないのに対し、できるようになれば、実に優雅に泳げるようになるのである。

 

水に浮いていて、気が向いたときに呼吸ができるような感じ。

 

私はこれまでできていなかったので、30年間、水泳ドシロートだったのである(私個人の判断基準です)。

 

水泳教本には手を前でそろえなさい、としか書かれていない。

 

それができないので苦労しているのに。

 

何故、手を揃えるのができないのか、どのようにしたら揃えられるのかが説明されていなかった。

 

ところが動画ユーチューブの「トモキンスイム教室」でその核心を説明してくれているのだ。

 

まさに私のための個人指導のように。

 

無料でこのような情報が手に入れられる。ほんとにほんとに良い時代になったものだ。

 

タイムがアップするかどうかは、これからのお楽しみといったところだが、30年間のビハインドをキャッチアップしてやろうと、少しばかりわくわくしている。

厚底で速くはなったけれど

 

昨夜、遅ればせながら、厚底シューズデビューを果たし、それはそれは速く走れて、喜んだのだけれど…。

シューズはこれ。

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ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% ウィメンズ25cm

結果はこちら

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高度上昇はガーミンの誤作動ですので、気になさらず。

回転方向は反時計まわりですので、ペースはまあ正確です。


久々のキロ4分30前後で走り切れ、巷に聞く、キロ当たり20から30秒短縮できるとかは、嘘じゃないと確認でき、当初は大喜びだった。

歩幅を見ると平均1.13mで、最近の値と比較して、6%伸長しており、さすが厚底シューズの効果だと、相方にも勧めるほど。

まあ厚底のどの構造がストライドを伸ばしてくれるのかは、全く理解していないけれど。

そのまま素直に喜んでいればよかったものを、根があまのじゃくな性格なので、ふとある疑問が湧いてきてしまった。

以前、薄底(ジールかライトレーサー)で調子よく走っていた時って、どれくらいの歩幅だったのだろうかなあと。

似たようなタイムで走っている状況を探し出し見てみると、

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2015/10/21

6年前のを引っ張り出してきてデータを見てみた。

歩幅:1.17m

ナニー、薄底でも歩幅広かったじゃん。

これ以外にも、2016年に10キロレースで43分28秒の自己ベストで年代別準優勝した時の歩幅は1.19m

そうなのか、同じシューズを履いていても、老化か、練習方法か、何かが原因で歩幅が狭くなっていたのか。

この厚底には、狭くなってしまった歩幅を補完して、速く走らせてくれる効果はある。間違いなくある。

しかしながら、これを履いたからと言って、以前のように薄底で歩幅を伸ばして走れるようにはなるかと問えば否、おそらく、いや絶対に。

思い起こせば、当時は走る前に、まじめに動きづくりでバウンディング、スキップや横向き走りなどやっていたものだ。

イチロー選手の素振りではないが、厚底シューズとの出会いをきっかけに、地道な練習を繰り返し行うことの大事さに改めて気づかされた。

5分が切れて大喜び

ここ数か月、週末は登山三昧だったが、皆生トライアスロンが開催見込みで募集を始めたこと、今の時期、四国の山はスギ花粉でひどい目にあうことから、地上のトレーニングに精を出し始めたところ。

それにしても、ランのスピードが全く上がらず、寂しい思いをしていた。

キロ5分が切れない。

ひとあがきと、数日前に400mインターバルで負荷を与えておいた。

速くはないが、心拍数だけは無理やり上げられた。

ガーミンのワークアウトでは10本組まれているが、これ以上やって心臓にアクシデントが起きてもまずいのでと、6本で終了。

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さて、昨日のラン。

このインターバルの効果としか思えないのだが、思いがけずキロ5分が切れた。

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途中で、水を飲んだり、ピットインしたりでデコボコだが。

いつもとの違いは心拍数のふけ上がりが極めて良い。

ラップ2で130近くまで上昇している。

結局ランは心臓がすべてとは言わないまでも、大部分きっとそうなんだろうな。

 

あまり気が進まないが、たまにはインターバルもいいのかもしれない。

 

そう言えば、いつの間にかVO2Maxが最高値に。

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あともう一息上がれば、ちょうど年齢と同じになるので、もう少し頑張ってみるか。

 

ジール一辺倒だった私も、川内選手のこともあるし、ついに厚底のテンポをポチってしまいました。さてどうなることやら。

 

いつもの年なら愛媛マラソンの日

毎年2月の第一日曜日は愛媛マラソンの日だ。

もちろん今年は中止。

走る意欲も少しずつそがれ、週末は山登りばっかりしている昨今。

振り返ってみれば、この10数年毎年参加していたレースである。

自分の都合で参加しないわけではない。

世の都合で参加できないのだ。

昨年ももちろん参加し、何とか復活できたレースじゃないか。

 

何が言いたいかというと、このまま知らん顔して、この日を通り過ごしてもいいものかと、妙なわだかまりが心の底にわいてきてしまった。

 

そこで、突然「一人愛媛マラソン」をやろうと思い立ったのである。

実際には渋る相方を連れての二人ではあるのだが(最近は、長距離は全くやってなくて、一人だと途中で挫折してしまいそうな危惧があったから)

 

とにかく、できるだけコースをなぞりながら、北条の折り返しまで行って来ようと走り出した次第。

 

相方のレースペースはキロ6分なので、できるだけそれに合わせて、差が広がりすぎたら、信号の手前で一旦戻って合流を繰り返しながら。

 

持参のゼリーと、途中コンビニおにぎりで補給しながら、何とか20キロの折り返し地点まで到達、2時間。

 

これが、一言でいうと、きつい。

 

キロ5分半から6分のペースで来ているのに、脚も心臓も。

 

もうダメ、とまだ行ける、を繰り返しながら、何とか30キロくらいまでは走り続けられ、ホッとしたところではあるが、脚も心臓も打ち止め、そこから先は惰性で走っているような状態に陥った。

戻っての合流もやめ、ただひたすら待つのみ。

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ペースがどうであろうと、30キロの壁はあるのかもしれないと思った。いや、間違いなく有る。

 

練習不足の影響はもちろん大きいに違いないが、改めてフルのレースを走り切ることの過酷さを思い知った。

 

よくこんなレースに毎年参加してきたものだと、自分を客観視して驚いてみたり、開催されないことへの寂しさをどこかで感じているのも正直なところかなと、いろいろ考えさせられる「二人愛媛マラソン」であった。

 

今となっては、どちらでもいいことだが、今年は第二週の14日が予定されていたようだ。

 

レースは二の次

以前からタイトルのことは心に留めていたことで、今更でもないのだが…。

実際、参加してきたレースも地元の愛媛マラソンと近場の防府

ハーフは坊ちゃんランランランと龍馬脱藩くらい。

普段の練習を積める生活こそが大事であって、レースはその成果を確認するための定点観測に過ぎなかった。

トライアスロンも同様で、年に一回ロングに出られれば、それで良かった。

宮古島は年齢制限でもう出られなくなってしまったが。

自転車は瓶が森林道まで行き、帰ってくることができれば、それで十分だった。

 

あらゆるレースが中止になり、それがいまだ続く昨今。

ますますその気持ちが強くなり、速く走る必要があったのだろうかというところまで、行きついてしまっている。

 

高価で耐久性の良くないナイキのシューズを買う必要も無い(買ってないけど)。

私はターサージールの型落ちで十分。

 

何のために走っているのか…。

答えは簡単。

 

健康であること。

腹をへこませて、直立できること。

必要最低限の骨格筋を保てること。

 

レースやその周辺の煽り立てる情報に、若干振り回されていたところがあったかもしれない。

この先どうしていったら良いものか、考えてみる機会にしたい。

 

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週末に登った高縄山の頂上付近

南国、四国でも標高1000メートルくらいになると、雪が積もるんです w(゚o゚)w