じいちゃんトライアスリートの旅

還暦過ぎのトライアスリートです

《当選》南紀白浜トライアスロン2019

愛媛マラソンの後遺症からやっと脱却しかけた25日、南紀白浜トライアスロンさんから当選のメールが届いた。

レースは5月19日。

またあの美しい浜で泳げるのかと思うとうれしさ半分、恐ろしさ半分といったところ。

前回、2年前参加した時は、バトルで前半はホント死にそうになったので。

白浜はスタートラインの横幅が狭く、バトルの激しさは定評らしい。

スイムは、月に一回か二回、コーチについて指導を受けているのだが、その効果が出てくれて、少しでも余裕を持てればうれしいのだが。

バイクは混雑と急カーブが心配で、前回はロードで出たのだが、カーブはさほどでもなくTTでもいけそうな気がするので、Trek speed conceptで乗り込む予定。

せっかくDi2化も果たしたし。

ただ、前後が接近しすぎると危ないので、余裕を持って走ろう。

 

f:id:mgmkun:20190226151722j:plain

この3角形に打たれたブイの周りを右回りに2周。

ショートとはいえ、なぜか宮古島に次ぐワクワク感がある。

美しい浜、よき温泉、そしておいしい魚が待っている。



ウェットスーツ:伊予マリン社製オーダーメイド ロングジョン

いよいよ宮古島準備編、最終章のウェットスーツにたどり着きました。

愛媛のトライアスリートなら、多くの方がお世話になっている伊予マリンさんの登場です。

iyomarin.com

ここはダイバー、漁師さんの他、トライアスリートも御用達のウェットスーツ屋さんで、オーダーメードで作ってくださいます。

さらにいろんな要望にも応えてくださいます。

たとえば、スイムが得意か否かによってスーツの厚みを検討してくださったりするのです。

そして安いんです。

私は9年前に3mm厚でロングジョン(袖のないタイプです)を作って頂いたのですが、今回首廻りの柔らかい素材の部分にひび割れができ、補修のため持ち込みました。

もう月日も経っているので、新しく作った方がいいと判断されたら、おnewを仕立てて頂こうかとも考えていました。

まだ使えますとのこと、直しておきますよ。あと気になるところはありませんかとのお尋ねに、1.5キロでも首が擦れてアザができる旨申し上げると、採寸していただき、もう少し首廻りを広く取り直しましょうとおっしゃいました。

「今は漁師さんのオーダーを期日までに仕上げないといけないので、忙しいんですが合間を見てやっておきます。レースはいつですか。」と尋ねられ、宮古島レースの日程を告げて、引き上げました。

2週間くらいで連絡をいただき、訪ねて代金をお支払いしようとすると、「結構です、いただきません。」ときっぱり。

はあ、ホントにいいんですかとびっくりでした。

今の日本にもこんな商いをされているところがあることに驚き、お礼を述べ、軽い足取りで帰途につきました。

宮古島のスイムでは激しいバトルにリタイヤのランプが点灯しかけましたが、おかげさまで何とか完泳できました。

もちろん伊予マリン社製ウェットスーツのおかげです。

 

シューズ:アシックスLYTERACER RS 5

シューズの話題です。

私はランの物心ついてからというもの、アシックスのターサージール以外は履いたことのない人間でして、靴箱にはターサーしかなかったものですから、普段の練習でも、トライアスロンであろうと、○○の一つ覚えのようにターサー一辺倒でした。

ただ、フルマラソンのレースでは後半になると母指球当たりの痛みがひどくなり、フォームにも影響が出てしまうことがたびたびあり、もしかしたらターサーのせいかもしれないなと思うようになりました。

そんなことで、こちらにも書いたように、

mgmkun.hatenadiary.jp

初めてライトレーサーRSに浮気したのです。

一言でいうと、重くて、遅くなるけど怪我しないシューズです。

逆にターサーは軽いけど、故障と紙一重と思っています。

宮古島では、ランとはいうものの、歩いたり、止まったり、時々走ったりという恐ろしく遅いペースで進みますので、ライトレーサーは向いていたと思います。

それでも、左足裏の靱帯を痛めてしまい、2週間くらいは走れませんでしたが。

宮古島のレースでのライトレーサーは○ としときます。

ただ、ラン単独でターサーかライトレーサーかは結論を出せずにいます。

結局、最近になって新たに注文したのはターサーでしたし。

ターサーのスピードの魅力にはなかなか抗えません。

ターサーの反発力に耐えられる足首や膝があればなぁ。

 

輸送:西濃カンガルー自転車イベント便

さて、宮古島準備編もそろそろ終盤になってきました。

輸送:西濃カンガルー自転車イベント便です。

今回はちょっとしたトラブルがあったのですが、ありのままを書いて見ようと思います。

西濃さんはシーコンのバッグに詰め込みさえすれば、家の玄関まで取りに来てくれて、目的地まで輸送してくれるので、本当に楽なんです。

もちろん復路も同様です。

ただし、たぶん他の宅配よりは割高で、輸送日数もかかります。

重量30キロまではOKですので、シューズに工具、ポンプやウェットスーツなどバイク以外にもどんどん詰め込んで大丈夫です。

さて、現地のホテルに輸送されていたバイクを組み立て、バイク預託の場所まで自走で走っている時に「あれっ」と気づきました。

左側のDHバー先端に付いている電動コンポのスイッチの反応が悪いのです。

効いたり、効かなかったり。

よく見てみるとスイッチが押し込まれたようになっていました。

f:id:mgmkun:20180614164911j:plain

 

こちらが正常な側の状態です。

f:id:mgmkun:20180614164934j:plain

さらによく見ると、スイッチの周囲にささくれ立ったような跡があります。

この部分に強い衝撃が加わったことは容易に想像が付きます。

現地にはバイクチェックもありましたが、これを直せるような準備をされているとはとても思えず、このままレースに向かうことにしました。

実際のレースでは中盤まで使えて、難を逃れましたが、後半には、誤動作が起こり始め,ブルホーンのスイッチで何とかしのぎました。

レース翌日の朝、西濃さんにメールすると、画像を送ってくれとの返事が来ましたので、上記の画像をお送りしたところ、クレーム処理しますとの即答が得られました。

いろいろ思うところはあります。

スイッチの位置が悪いのではないか(先端)。シマノさん。

シーコンのバイクバッグにも問題あり。中にもカバーをしますが、ぶつけられたら殆ど緩衝材の役目を果たさないこと。シーコンさん。

西濃さんの扱いに関しては、たぶん下請けさんやら、いろいろな手を経ているので、100%信じる方が間違いだろうと思います。西濃さん。

DHバーを外すかゆるめるかして、バッグの先端のところが当たっても安全な状態で梱包することがまずは第一かと思いました。自分。

西濃さん、ということで、大甘ですが○ としときます。

 

《追記》

こんな事例が多数あったのか、2019/5/1から西濃さん、シーコンの取り扱いやめるそうです。

西濃さん製の段ボール購入するか。DHバーやデイレイラー外すとなるとめんどいなあ。

愛南町トライアスロン 完走も少し残念な

今回、宮古島準備編はちょっとお休みです。

昨日、愛媛県愛南町で開催されました愛南町いやしの郷トライアスロン大会に参加してきました。

天候は曇り一時晴れで、湿度も高く、暑いレースでした。最高気温は28.1度でした。

結果は3時間11分7秒で、完走者306人中202位、年代別では20人中9位でしたので、目標としている全体の3分の2、年代別の中頃はクリアーできたのですが、前回の3時間1分58秒よりかなり遅くなってしまい、とても万々歳とはいかない結果でした。

3種目すべてが遅くなっていて、これからまた一つ一つ真面目に取り組んでいくしかないかなと思っています。

スイムは個人的にコーチに見てもらう機会を増やそうと思っています。

バイクは7月になれば近くの公園が夜遅くまで解放されるので、そこの入り口でヒルクライムの練習に精を出します。11%のおいしい坂が待っています。

ランはどうしたものかですね。

3つの中では最も得意な分野と思っているのですが、練習方法を変えなければいけないかもしれません。

愛媛マラソンも今年3時間半が切れなかったので、やってきたインターバルと距離走の組み合わせではどうも伸びないような気がしています。

ビルドアップとかのほうが良いのかなあ、つらいけど。

それと、もう一つ今回のタイムの足を引っ張ったのは、スイムからバイクに移るトランンジッションでものすごく時間がかかっていました。

毎度のことなのですが、まじまじ詳細の表を見ると、人の倍くらいかかっているようです。

小学校低学年のころから、体育の授業で着替える時、人より時間がかかっていたような記憶がよみがえってきました。

いまさら、こればっかりは鍛えようにも、どうにもならないような気がしています。

f:id:mgmkun:20180610165400j:plain

f:id:mgmkun:20180610165505j:plain

ゴール後、地元の小学校の生徒さんにこんな手作り感満載のメダルを首にかけていただき、感激もひとしおです。

準備から、応援にきっと大変だったと思います。ありがとうございました。

塩分:OS-1、塩ピュアタブ

塩のお話です。

レース完遂にとってエネルギーと同じか、もしかしたらそれより重要なことかもしれないと思っています。

何となくそうかなくらいには思ってはいたのですが、一昨年、南紀白浜トライアスロンに参加した時、説明会で選手の健康管理を統括されていた医師が口が酸っぱくなるくらい塩分摂取の必要性を説かれていました。

熱中症予防には塩分を摂ってください」と。

これまでその方が統括されてきたレースにおいて、熱中症で倒れた選手はひとりたりともいませんと豪語されていました。

配布された袋には驚くなかれOS-1が入っており、バイクパートでは是非これを飲用にとの御達しでした。

ランのエイドでは塩タブ数粒を手渡しでくださいますし、名物のでっかい南高梅までご用意いただきました。

5月の晴天の白浜でしたが、もちろん熱中症にもなることなく無事にゴールできました。

その時に始めて塩ピュアタブなるものがあることを知り、以降冬のマラソンであろうが、レースには必ず携帯しています。

こちらがそのブツです。

1粒450mgあたり塩化ナトリウム449.55mg とあり、すなわち塩そのものを固めただけのものなのです。

その辺の塩飴なんかのなまやさしいものではありません。

レース前に下記に書いて塩対策の準備はしていましたが、一応その通りにできたかなと思っています。

gmkun.hatenadiary.jp

早い話が、OS-1レベルの塩濃度の水分摂取をすればよいはずということなのですが。

でも、まだ一つ課題が残っているのです。

というのは時間あたり、飲む量をどう決めるのかということです。

出た汗の分を補給できればよいのですが、そんなものわかりっこありません。

ここからは私の勝手な憶測ですので、個々にてご判断願います。

血液の塩分濃度は0.9%で、汗は高くて0.3%です。

汗をかけば、血液中の水分がより減少しますから、塩分濃度は上がります。

上がれば脳の視床下部にある口渇中枢というセンサーが働き、水分を摂れと指令を出してくれて、水を飲もうという行動にでます。

口渇中枢が俊敏に機能してくれればよいのですが、反応が遅くて、時すでに遅しという状態は避けたいので、口渇が出る前に、あらかじめドリンクを飲むとします。

この時の飲むスピードの指標が判らないのです。

塩分濃度が濃いOS-1とはいえ0.3%で、血液の塩分濃度は希釈に傾きます。

希釈されると、以前の

mgmkun.hatenadiary.jp

で書いた逆のことが起こり、

血漿浸透圧が低下し、脳下垂体後葉からの抗利尿ホルモン分泌が抑制され、尿量を増加させます(させるはずです)。

簡単にまとめると、オシッコが生成されるということですね。

今回のレースでは、少しずつ少しずつ尿がたまってきた感覚があって、スタート後3時間あたりで始めてトイレに立ちました。

その時、オー、これだなと気づきました。

最低限の尿を生成するくらいのスピードでドリンクを飲めばいいんだなと。

どうでしょうか。

塩ピュアタブ、当然です。

 

補給:粉飴、スポーツ羊かん

やっと補給までたどり着きました。

まず、粉飴300グラムにOS-1(800ml)にクエン酸適量です。

800mlの理由は、私がいつもウィグル様から購入しているボトルが、Science in Sport-800ml ウオーターボトルだからです。

www.wiggle.jp

これの良いところはプラスチックの臭いがしないところです。

1本、4-500円です。

このボトルにまず粉飴300グラムを投入します。

するとボトルの半分以上、白い粉が占拠してしまい、ここに液体を入れても溶解しないんじゃないかという恐怖感に襲われます。

万が一溶けても、ものすごく粘調な液体で、吸い口から吸えないのではないかと思ってしまいます。

ところが大丈夫なんです。

今回は塩分摂取も兼ねて、OS-1を使いましたが、ちゃんと溶けるんです。

しかもたいして粘調にはなりませんでした。

お守り代わりにクエン酸も適量(計量できていないので)追加しました。

飲むと酸っぱさが全面に出るくらいの量でした。

粉飴は甘さ控えめなので、さほど飲みにくくはありませんが、この酸っぱさはありがたかったです。

クエン酸には多くは期待していませんが、尿をアルカリ化できることだけは医学的に間違いないことなので、と言うことは高負荷で何となく酸性に傾いた体内もアルカリ化してくれるのではないかという勝手な想像をしていまして、マラソンのレース時には必ずポーチに梅干しを忍ばせています。

カロリーは粉飴1グラム当たり約4Kc alありますので、1200Kcalを確保できます。

多分これだけでは足りないだろうと思い、スポーツ羊羹1本110Kcal4本を半分切りで食べ安いようにして弁当箱に準備しました。

胃腸が元気な前半のうちにできるだけ羊羹を摂るようにしました。

さらに粉飴のゼリーも準備しましたが、結局スポーツ羊羹1本とゼリーは残ってしまいました。

エイドでは若干のバナナや柑橘をいただいたりしましたが、カロリー的には微々たるもので、今回の粉飴等の準備をすれば充分なのかなと思っています。

レース中に吐き気に襲われることもなく、順調にエネルギー補給はできました。

価格ですが、同じカロリーをショッツで摂ると10本(1本あたり30グラムの炭水化物)X250円=2500円に対して、粉飴700円(1キロ)X3/10=210円と、10分の1以下で、ショッツ1本すら買えないお値段です。

粉飴もちろんです。