昨日のレースから一夜明け、がちがちの筋肉痛です。
臀筋、ハム系が主なのですが、階段の昇降では四頭筋にも来ているのがよくわかります。
さて、脱藩ハーフの振り返りです。
タイムは一時間43分08秒で、これまでの中で最遅でした。
ただ、気温が25度近くまで上昇し、全体のタイムが落ちていたので、タイムそのものにはあまり拘泥しないことにしました。
50歳代以上でも、40分切りができたのは上位の3人だけだったようです。
50歳代以上では8位(198人中)、全体では41位(584人中)でした。
キロ毎のペースです。
いつものようにスタート前に300メートルくらいの全力疾走を3、4本し、一度心臓を廻しておきました。
が、この時点でやや脚が重く、好調ではないことがわかりました。
一週間前のトライアスロンの影響はもう無いはずですが。
スタート直後は、調子はわからないまま、周りの人と同調して走り始め、入りの一キロは4分04秒でした。
速すぎることはわかっていますが、すごく息が上がってしまうわけでもなかったので、徐々に自分のペースに戻していきました。
2キロに差し掛かる手前で、コース最難関の峠越えが始まります。
登り始めると、とにかく暑くて、発汗がすごい。
これは脱水がやばいぞと。
ポーチには塩タブと梅干しの準備はしてきたので、エイドで間違いなく水分補給しないといけないと意識しました。
肝心のペースは周りに比べて、徐々に徐々に落ちていく状態で、数名の方には抜かれましたが、大勢に一気に抜かれ、置き去りにされる感じにはなりませんでした。
峠を越え、折り返しまで緩やかな上り坂に入ります。
ここでもやはり徐々に落ちていく状態は続きましたが、何とか粘って進んでいけました。
ふっと振り返ると、ランナーがずーっと連なって追いかけてきます。
30秒でも立ち止まろうものなら、いったい何人に追い抜かれるのだろうと、一瞬焦りのような感情がわいてきて、少しも緩めるわけにはいけないぞと心と体に鞭を入れました。
何とか折り返しまでたどり着き、ふっと時計を見ると、50分経過していました。
頭がもうろうとしており、なかなか計算するのに手間取りましたが、しばらく考えて、40分切りが不可能なことが判明してしまいました。
少し、落胆の気持ちもありましたが、とにかくここまでは全力を出して来ているのだから、後半もできる限り走り切り、しっかりゴールしなくちゃと気合を入れ直しました。
ここのコースでは12キロあたりから17キロあたりまでの区間でダラダラ落ちていくケースがあったので、何とかペースを落とさず、最後の峠越えまでつなげようと、ここは自分でもよく踏ん張りました。
ひとりの若い(たぶん)女性ランナーと抜きつ抜かれつし(上りでぬかれ、下りで抜き返す最もかっこ悪いパターン)、最後は力尽き、峠の前で置き去りにされました。後でレース結果を見たら、女性第二位でフィニッシュされていました。(後姿しか目にしておらず、残念です)
いよいよ最後の峠越えに差し掛かりました。
ここでは何人かに抜かれながらも、リズムだけは保って登り、最後の下りに備えました。
ラスト2キロを切って、今出せる最速のスピードで走り降り、そのままの勢いでゴールできました。
ゴール横のタイムの43分が目に入り、ウッソーと思いながらも、出し切れたレースに不思議と満足感が湧いてきて、今の力を受け入れた自分がいました。